ボーイスカウトの創始者ベーデン・パウエル(BP)とガールスカウトの創設にも貢献した BP の妻のオレブの誕生日である2月22日は人間関係を交際的に深めていくことを目的として「世界友情の日」として定められています。
2人の誕生日を祝うと共にボーイスカウト運動について理解を深めたり考えたりする日として世界中で BP 祭が催されます。
10 団でも団委員長よりボーイスカウト運動が広まったきっかけになった物語を紹介して頂きました。
また、カブ隊からは組長の2人が献花を行い、BP の誕生日をお祝いしました。
BP が最後に残したメッセージを紹介します。是非、お子さんに朗読してあげてください。
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スカウトのみなさん
もしあなたがピーターパンのお芝居を見たのであれば、海賊の首領が、自分が死ぬときに胸から遺言状を取りだす時間がないかもしれないことを心配して、いつも遺言を口にしていたのを覚えているでしょう。
それは私にとってもまったく同じで、私は今すぐあの世に行くわけではありませんが、その日も近いと思うので、みなさんにさようならの言葉を送っておきたいと思います。
これが私からの最後の言葉になりますので、覚えて、そしてよく考えてください。
私は最高に幸せな人生を送りました。ですから、あなたたちも私と同じように幸せな人生を送ってもらいたいと思います。
神さまは、私たちが幸せで楽しい人生を送るよう、この素敵な世界にお送りくださったのだと、私は信じています。
幸せというものは、お金持ちになることでも、仕事で成功することでも、また自分の思い通りにすることでもなれるものではありません。
幸せになるための第一歩は、少年であるうちに健康で強い身体を作っておくことです。そうすれば、世の中の役に立つことができ、おとなになったときに人生を楽しむことができるようになります。
自然について深く学ぶと、私たちが楽しめるように、神さまがいかに美しく素晴らしいもので満ちた世界をお作りになったかがわかる
でしょう。
あなたが得たものに誇りを持ち、それを最大限に活用してください。
物事の暗い面を見るのではなく、明るい面を見るようにしてください。
しかし、幸せになる本当の道は、他の人たちを幸せにすることです。
この世界をあなたが生まれてきたときよりもほんの少しでも良いものにして残すように努めてください。そうすれば、死ぬときがきても、ともかく自分は無駄にすごすことなく、最善を尽くしたと感じながら、幸せにこの世を去ることができるでしょう。
幸せに生き、幸せにこの世を去るために、常に備えてください。おとなになってもちかいを守ってください。
それをするあなたを神さまはきっと助けてくださるでしょう。
あなたたちの友 ベーデンパウエル